企業局では、安全で安心な水を供給するために、オゾン・活性炭処理等により、水道水のかび臭等の異常な臭味を除去し、塩素処理副生成物であるトリハロメタンを大幅に低減する高度浄水処理や、水の硬さを低減する硬度低減化施設を導入しています。
水道水は、そのまま安心してお飲みいただけますが、よりおいしく飲んでいただくための方法を紹介します。
水道水には消毒用の塩素が入っています。塩素は、安全性とは別にカルキ臭の原因となっていますが、大きめの鍋や口の広い清潔な容器に入れて、一晩程度汲み置きすると、塩素が程よく抜けておいしく飲むことができます。ただし、塩素が少なくなると細菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。ふたを閉めて冷蔵庫などに保存し、1~2日程度で使い切るようにしてください。
飲み水の場合、体温に比べて20~25度低いとき、最もおいしく感じると言われています。特に夏は、水道水の水温が上がっていますので、15度前後に冷やせば、よりおいしく飲んでいただけます。また、冷やすことによりカルキ臭を抑えることができます。
家庭用のタンクについては、管理が不十分な場合、赤さび等がタンクの底に沈澱したり、夏場の強い日差しがタンクを透過した結果、タンクの内部で藻が発生したりすることが多く見受けられます。また、タンクの外から異物が混入する場合もあり、これらは、異臭味等の原因になることがあります。
そのため、タンクを設置している方は少なくとも年に1回は、点検や清掃を行い、タンク内を清潔に保つことが大切です。
また、容量が10m3以上のタンクについては法的に清掃や検査が義務付けられていますので、設置者の方は水タンクの容量などをご確認していただき、維持管理につきましては各市町村の水道担当部署かお近くの県福祉保健所へご相談ください。
企業局においては、51項目におよぶ水質基準項目のほかに、水質管理目標設定項目30項目と、独自に行う水質検査として各水源の特性に応じた項目を測定しており、安全で良質な「水」づくりに万全を期していきます。また、関係機関への協力依頼等を行い、水源水質保全に努めているところです。
本県は水道水源が乏しく、水質の悪化が懸念されている比謝川、長田川、天願川などの水源についても利用せざるを得ない状況にあります。これらの水源はオゾン・活性炭処理等による高度浄水処理により水質基準を満たしており、安心して飲んでいただけます。
水道水の塩素消毒は水系感染症を防ぐため、病原菌対策として行っており、人の健康に対して影響はありません。また、水道法によって安全を確認できる適正な量を保持するように義務付けられています。
水道水中の塩素は、濃度が高いといわゆるカルキ臭の原因となりますが、空気中への揮散等により減少していく性質を持っているため、濃度が低いと、浄水場から遠い家庭等では、塩素の持つ重要な消毒効果が小さくなる可能性があります。
そのため、企業局では、安全でおいしい水を供給する観点から、各市町村の水道局等と連携を取り、安全を確認できる適正な塩素量が保ちつつ、供給水における塩素の低減に努めています。
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